融資可能年齢って何歳?未成年や高齢者はお金を借りれるのか?

不景気のあおりを受けて下は十代から上は七十歳代まで幅広い年齢の人がお金を必要としています。しかしながら全ての人が融資を受けることができるわけではありません。それは年齢というよりもむしろ収入が大きく関係してきます。
現在の法律では20歳以下の未成年は融資を受けることはできません。これは若者が安易にお金を借りるのを防ぐためで、未成年がお金を借りる場合親の承諾が必要になります。20歳以下の未成年に融資を行った場合、返済をめぐって親が訴訟をおこしたりするケースもあるので正規のキャッシング会社は未成年にお金を貸したりしません。クレジットカードに関しても学生カードと呼ばれていてもあくまでも20歳以上の学生を対象としています。
融資を受ける場合には必ず融資審査があり、審査の一番のチェックポイントは年収です。法の改正があって以来、年収の1/3が融資限度額と定められました。この基準は絶対で安定した収入がなければ融資を受けることはできません。キャッシング会社はボランティアではないのですから返済の見込めない相手には当然お金を貸しません。審査の際には年収を証明する書類、源泉徴収や給与明細の提出を求められます。20歳以下ですと定職に就いている割合も低く、安定した収入もないので返済不可能とみなされるのです。
またあまりにも高齢である場合も融資を断られます。七十歳を過ぎますとすでにリタイアし、定職に就いていない人も多くなります。不動産などの担保があれば別ですが、収入はないと返済は難しくなります。また収入がある場合でも高齢ゆえに病気で長期入院などになると返済が滞ることになります。最悪の場合は病死などもありうるため、キャッシング会社はなかなかそのようなリスクを負いたがりません。また高齢者は契約時に本人の意思確認が難しく、あと後親族が訴訟を起こすなんてこともありえますので殊更慎重になっています。高齢者は年金生活者であることも多く、わずかな年金から返済するのは大変です。
このような理由から未成年や高齢者に対しての融資は難しいでしょう。20歳以下の未成年はまだ借金の重みを理解できないし、高齢者は病気や死に至ることが多く返済が危ぶまれます。インターネットの広告を見ると未成年や高齢者に貸し付けを行う怪しい業者もありますので注意が必要です。

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