日本政策金融公庫を知り尽くして、賢く事業融資を受ける!

これから事業を始めたい、という人、もしくは現在会社を経営しているが、設備投資を行ない、より経営を活性化させたい、という人が融資を受けようとする際には、日本政策金融公庫からの貸し付けを受けるのが一般的です。
日本政策金融公庫には、数多くの貸し付けがありますが、一部を紹介していきましょう。「新事業育成資金」というのは、事業を始めて7年以内の場合に受けられる融資です。限度額は6億円となっており、融資期間の最長は設備投資で15年、運転資金で7年となっています。
珍しいのは、「女性、若者/シニア起業家支援資金」です。こちらは対象者が女性、または若年者(30歳未満)、高齢者(55歳以上)で開業5年以内となっています。一般的な起業家層以外へのアプローチとして作られていますが、融資限度は7億2千万円と高額になっているので、当てはまる場合には検討してみてはいかがでしょうか。
ほかにも、「再チャレンジ支援融資」という融資があり、こちらは対象者が再チャレンジする起業家ということになっています。一度上手くいかないと、どうしても再びの企業に二の足を踏んでしまいますが、そんな起業家たちの背中を押してくれる制度といえるでしょう。こちらも、融資限度は7億2千万円となっています。
その他、経営を活性化させる目的のための融資としては、「IT活用促進資金」や「海外展開資金」「地域活性化・雇用促進資金」「環境・エネルギー対策資金」などがあります。
このように、日本政策金融公庫にはさまざまな貸し付けがあります。もちろん、審査は必要となってきますが、起業や設備投資を考えている場合には、自分に合った融資を選んで、日本政策金融公庫を利用するのは非常に効果的だといえるでしょう。

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