カード融資不可の主婦こもOK?クレジットカード現金化にご注意!

2010年に思考された改正化資金法の総量規制によって、無職の専業主婦に対するカード融資が厳しくなりました。大手の消費者金融などは、収入のない人は審査で融資付加と判定する傾向が強くなり、こうしたニーズから、配偶者の収入で審査を通すなどの一種裏技、抜け道的な融資方法も横行しているようです。
一方で、クレジットカードのショッピング枠が総量規制の対象から外れていることは、意外と知られていないようです。クレジットカードを使ったキャッシングは、カード融資として総量規制の対象になりますが、ショッピングは厳禁を借り入れるわけではないので、対象からはずされています。
一時期、低所得のパート女性や、主婦の間でクレジットカードの現金化が広がり、TVでも特集番組が放映されるなどの、注意喚起が進められてきました。キャッシュカードで、現金化業者から名目上の商品(パチンコ玉現金化に使われるような、プラスチックケースに入った小物)を購入し、それを指定の業者へ持ち込むと、「買い取り」という名目で現金が受け渡される仕組みです。現金化には手数料が上乗せされて、実際に渡される金額は、っこの『手数料』を差し引いた金額となっています。
購入した名目上の商品に関する、クレジット会社への支払は済んでいないのですから、それを転売してしまうことは完全に違法性が問われる行為になります。しかも、騙されて現金化を行った女性自身が、違法行為の実行犯とされてしまう恐れがあることなどから、特に防犯目的で注意喚起がなされることになったのでしょう。こうした、犯罪スレスレの貸金が流行する背景には、主婦が簡単にお金を借りられなくなったこともありますが、それ以上に、景気の回復が思わしくなく、各世帯の所得が伸び悩んでいる現状があることが伺えます。
赤字財政に困っている主婦が、夫に内緒で短期間のつもりでクレジットカードの現金化に引っかかり、自己破産まで追い込まれるケースも少なくありません。悪くすれば家庭崩壊の危険にもつながります。適切な認識を持ち、安易な手口に騙されないような用心深さも必要といえます。
クレジットカードも、食品購入やガソリンの給油時などに計画的に使うことで、手元現金の調整を行うこともできなくはないのです。リボルビング払いなど、金利や手数料のかさむ返済方法をなるべく避けて、短期間で可能なら1回払いで返していけば、一時的な借り入れだけで済ませられる場合もあるでしょう。借り入れは返済計画が最も重要です。上手な利用を心がけていくことも大切です。

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