知っておけば得をする、融資の5原則を覚えよう
融資の5原則というのは、銀行が融資を判断する場合の基準となる項目です。ほとんどの銀行が、この原則にのっとって融資の有無を判断しているので、融資を受ける際には頭に入れておきたいものです。
まずひとつは、公共性です。銀行の場合、融資の資金は、預金者からの預金ということになります。融資の使用意図が、公共性を損なうような場合は、預金者にとっては不利益ということにも繋がりかねません。ですから、公共性という面も、銀行は融資において重視しているのです。
次は、安全性です。安全というのは、銀行にとってという意味で、つまり申込者に返済能力があるかということです。返済能力は収入状況や、信用情報機関を通じて延滞履歴がないかどうかということを調べていきます。
みっつめは、収益性です。あくまで融資も事業の一環なので、利益を出していかなくてはいけません。申込み者の状況によっては、金利を上下させることがあるのはそれが理由なのです。
よっつめは、流動性です。流動性とは、融資と預金のバランスということで、銀行の資金である、預金の期間に応じて融資の期間を設定しています。長期融資、短期融資の設定には、預金状況が影響していることは覚えておいても良いかもしれません。
最後が、成長性です。融資をした先に、融資金額がどれだけ役に立つかということです。融資を受ける側からすると、その融資を受けることで、自分がどれだけ発展できるか、成長できるかということをアピールできると良いでしょう。