融資の色々~種類別にみる、融資の違い

『融資』といわれて、どのようなものが思い浮かぶでしょうか?平たく言えば、つまりは「お金を借りること」は融資です。従って、クレジットカードのキャッシングから、消費者金融の貸付、銀行の住宅ローン、教育ローンから、公的機関からの事業資金などまで、全て『融資』であるといえます。漠然としてイメージでは、「高額なお金」のような印象がありますが、厳密な言い方をすれば1円から融資は可能です。
借入先で分けると、
・政府系金融機関の融資…日本生活金融公庫、受託金融公庫など・信用保証つき融資…自治体融資、制度融資など
・民間金融機関の融資…銀行、信用金庫、農協、漁協など
・消費者金融機関の融資…消費者金融業者、クレジット会社など
となります。
政府系金融機関の融資は、『公的融資』とよばれるもので、金利が低く、貸付の条件なども比較的ゆるいといわれます。ただし、国庫からの貸付ということを考えると、審査はそれなりに厳格であると考えるべきでしょう。あまり、馴染みがない人が多く、異本生活金融公庫などですと、全国に61箇所しか支店がないので、とっつきにくい印象があります。
信用協会が民間からの融資の保証をするもので、金融機関を通して申込をするものもあります。新規開業者など、担保力や信用が薄い融資希望者の融資を可能にするために、国や自治体が制度を創設して行うため、『制度融資』の名前があります。
民間金融機関の融資は、銀行をはじめとする各種のローンを指し、金融商品として提供されています。各金融機関で特徴があり、利用目的によって、様々なプランが提供されているという、幅の広さという点と、店舗数が多いことから、目に留まりやすいなどの利点があります。他方、金利は公的融資よりも高く、審査や返済条件なども厳しくなる印象があります。
消費者金融機関の融資は、いわゆる、サラ金、クレジットのことです。一般に無担保融資で、その代わり利息は全体に高めとなり、返済能力が重要視されます。2010年より総量規制という法律上の規制がかかり、年収の1/3を超える貸付は出来なくなりました。申込から融資までの期間はダントツに短く、最短で即日に借り入れることが出来るとPRする業者もあります。
融資を考える時、目的にあった方法や、融資元を選ぶことが重要だと考えます。金利や返済計画の綿密さも大切なポイントです。ご自身の生活に大きな影響を及ぼさないような、適切な利用を心がけましょう。

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