ここがポイント!融資一本化を成功するためのチェックシート

おまとめ、借り換えローンの新商品が次々と発表されています。貸金業法の改正と共に、新たな貸付をけん制する意味で総量規制という新規制が思考されました。今後の消費者金融からの融資は、年収の三分の一以下に納めること、という規制がかかります。しかし、この総量規制にも例外、除外があり、「借り手に一方的に有利となる借り換え」については、例外的に認めることになっています。つまり、現在の返済状況よりも有利となる条件であれば、融資の一本化も可能であるということです。
また、改正貸金業法は、消費者金融、ノンバンク、クレジット会社などの業者を対象とした法律であって、銀行は除かれています。従って、銀行での借り換えによる一本化ローンは、総量規制の対象ではありません。
融資の一本化をすることのメリットは、一つには事務手続きの簡略化と手数料の節約です。あちこちの金融機関から小口の借り入れがあり、そのつど、まちまちな返済期日で、個別に手数料と利息を払って返済を行うことを考えれば、まとめることで、それらの負担を減らすことが出来ます。
もう一つは、金利の差による、返済額の縮小です。個別の小口融資に対する金利が、借り換えで適用される金利よりも低い場合、その差益の分だけ、利息を節約することが出来ます。これらの条件が揃っていれば「借り手に一方的に有利」という判断が出来ることになります。
しかしながら既に多くの消費者金融業から借り入れがあって、一本化を検討したくても、貸付を受けるのが簡単にはいかない場合も多いことと思います。理想的には、複数の(3箇所以上の)金融機関からの借り入れを一度にまとめて一本化できれば、こんなに良いことはありませんが、現実的には一括の一本化は難しいケースが多いです。そのような状況の時は、段階的に一本化を進めて行き、最終的には借り換えで一本化を完了させる形が望ましいでしょう。
段階的な一本化の場合、残額の少ない、早期に返済が終わらせられるものを繰り上げ返済したり、完済できそうな金額を銀行カードローンで一括して借り換えるなどして、借入先を整理していき、最終的には一箇所にまとまえます。
一本化で注意しなくてはならないのは、その時点で払っている利息よりも低金利の借り換え先を選ぶことです。段階的に一本化を進める際には、繰上げ返済で債務を片付けることで、支払利息を減らすことができるよう、繰上げ返済の手数料を取らないような銀行を選ぶこともポイントでしょう。

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